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Phantom Factor SIDE
宇宙は色のない世界。
点在する惑星は数多に在れど
闇に囲まれし星々は 惑星の空で光り輝く。
絶望の淵に 僅かに輝く 希望の様に──
宇宙も数多の惑星も、一対の器であった。
一つの宇宙に一つの惑星は、
やがて密度の中で膨張し 一対ではなくなった。
広大と言うには広すぎる宇宙空間は
一つの源から 数多の星へと変貌する。
俺「たち」は一対の器 一対の精神(心)。
宇宙を闇とするならば 星は光。
俺「たち」は互いに離別する事は出来ない。
俺は宇宙 わたしは星 器は惑星。
器の中に闇が存在し 光が存在する。
俺「たち」は──
インフレーション。
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