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名前:ライラー

性別:

クラス:Hr / Gu.Te

オメガでの戦火が終結しオラクル側に新たな侵入者が現れる頃、一人の女がとある惑星からオラクルへと帰還した。

誰しもが予想だにしない突然の帰還、混乱の最中シャオの演算さえも見過ごされてきた女は、その身に複数の意識を抱えている異端児だった。

元々虚空機関に所属し、ルーサーの側近の一人でもあった女は自らを「ライラー」と名乗る。

彼女に関する記述は何者かの手によって削除されているものの、カスラはその存在自体を曖昧な記憶で把握する。

個体のクローン研究と製造を提唱し、とある科学者の助手であり非人道的な人体実験に加担してきた人物で、虚空機関の総長でありオラクルの支配者でもあったルーサーに狂信していた。

カスラによれば「彼女はファントムと同じようにその身に幾つかの記憶があり、時に別の人格が現れる事があった。後にそれがルーサーの実験による副産物であることは明白」との事。

ルーサーがクローンを製造する実験段階で自らの身体を差し出し生まれたのがライラーと見られる。

​なお本当の名は不明であり、正式には「ワルキューレ=ライラー=ノルン=リュミエーラ」。

全て個体の名前であり、彼女の身に宿る記憶である。

​また見た目の一部がカスラタイプに酷似しているのは、ルーサーが初代カスラタイプのクローンを製造するにあたり、意図的にライラーにも実験の一部を移植したため。

 

カスラについては自分の功績の一部と見ており、まるで作品でも見るような目で接触してくる。

​過去のライラー自身は初代カスラに対し好意を持っていたようだが、その記憶は既にない。

終の女神シバとの最終決戦、シバが占拠するマザーシップでの戦闘に自ら志願して乗り込んでいったが、その目的は閃機種の戦闘能力データ収集とシバの戦闘能力の情報収集であった。

だが最終決戦に相応しく敵の数も多く必然的に戦わざるを得なくなったライラーは、ワルキューレの能力を生かして一アークスとして戦った。

内にあるワルキューレの能力には限りがあり、久方ぶりの戦闘だったライラーには酷な戦場となる。

深遠なる闇が完全体として顕現すると、ライラーの記憶にノルンとリュミエーラの記憶が鮮明に呼び起こされる。

これが隙となり、ライラーはマザーシップでその命を散らしていった。

その時の遺体はレヴィアスの母であるリュミエーラの姿をしていたと、のちのカスラの談。

​ライラーは死してリュミエーラとなり息子と共に弔われることとなる。

ワルキューレ:元アークス(Hu/Fi)。フォトンの使役は一目置かれる存在だったが為、当時の情報部が密かに戦闘能力と肉体能力のデータを取っていた。虚空機関のスパイに誑かされ実験素体として肉体保存された。現ライラーの身体はワルキューレの物。

ライラー:虚空機関の研究員。ヒトクローンの提唱と作成に携わった。デューマンの種族誕生にも立ち会っていた人物であり、女性研究員の中でも異端の存在だった事もあり、度々孤立していた。総長であったルーサーに狂信し仕えてもいた。初代カスラタイプのクローン製造にも尽力し、表のライラーの思考性格は研究員であった時の物。

ノルン:ワルキューレの妹でオラクルの学者。ウォパルの地質調査において虚空機関に不利益となる情報を取得・疑問視して報告したため、ルーサーによって粛清された。情報処理能力はずば抜けており、一部は現ライラーに移植された。

リュミエーラ:元々は考古学者でレヴィアスの母親。市街地にダーカーの出現があった事件でレヴィアスの力の目覚めにより共に虚空機関に捉えられ、虚空機関の研究員へと造り替えられた。後に死亡したとされたが、彼女の脳の一部は現ライラーの脳に移植されている。全ての素体の記憶は何らかのトリガーを切欠に現ライラーの見た目や性格に現れる為、それを知っているカスラはレヴィアスとの接触が無いようシビアになっている(レヴィアスに母親の記憶がないため)

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